LUPOの地球ぶらぶら紀行

地球をこよなく愛する産婦人科女医の多少マニアックな旅行記です

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2009年08月

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みなさんこんにちは。LUPO@一時帰国中です。
この一週間ほど夏バテで食欲がありません。やっぱりお付き合いで濃いものを結構食べていたのがまずかったでしょうか。

なぜ楽しい夏のロンドンを抜け出して一時帰国しているかというと、ビザを日本から申請しないといけなくなったからなのです。
まあもともとロンドンに行く行くと言っていた割にはビザのことはあんまり考えてなくて、半年だけだから観光ビザでええやろ、だめでも学生ビザくらい向こうで取れるやろ、と安易に考えていたのです。

それが、私がロンドンに行く前の週に法律が改正になって、私の所属予定の病院では学生ビザはほぼ不可能になってしまったのでした。
テロ対策のためビザに関する法律は厳しくなるばかりです。結局不法滞在の人ばっかりなんですけどね。

学生ビザがだめなら、次にとりやすいのはアカデミックビジターという、イギリスには就労でなく研究目的に行く人のビザで、期限は1年。私にぴったりでユニットにいる他の人たちも結構このビザで来ています。

が、このビザは本国で大学や役所(?)などに属していてそこから十分なお給料をもらっている人でないと取れません・・。
医師で留学する人で、日本の大学から不在中も給料をフルにもらい続けている人なんてどのくらいいるんでしょうね!?

というわけで私に残された唯一の道は、就労ビザだったのです。

就労ビザは2年の期限でイギリスで働けますが、英語のテスト(IELTS)のスコアが悪かったらだめだし、就労先から手紙をいっぱい書いてもらわないとだめだし、とってもハードルが高いです。

逃げ回っていたIELTSを観念して受けることにしたのはいいのですが、イギリス人はアバウトすぎて、申し込んで受験票をもらうだけでもかなり苦労しました。(アメリカで受けるならネットで申し込めるみたいでした)
一応ちょっとだけ勉強して受験し、必要スコアを獲得。

次に職場から手紙をもらわないといけないのですが、職場としても就労ビザを発行できるライセンスの数が決まっているので、2年どころか残り半年もいない私のために手紙を書いてもらおうとしたら、秘書たちからの抵抗に遭い・・
エロ教授が一言構わんと言ってくれたのですんなり書いてもらえることになったのですが、秘書間のたらいまわしにあって大変でした。
イギリスはみんな適当でくたくたになりましたわ。
日本はほんまいい国です。そりゃ栄えるわ。

んで、向こうでビザ専門の弁護士事務所のようなところに相談して大金を払い、必要書類を全部調えてもらって帰国し、日本のUKビザ申請センターに申請。
それも銀行の預金通帳を忘れていって2回東京に行く羽目に。(専門の会社に翻訳してもらわないといけなかったのですが、翻訳の方だけ持っていってしまった)

そして、そして。
ようやく就労ビザを手にしました!!
やったあ〜〜!!

というわけで今週ロンドンに戻ります。
残念ながら衆院選の結果は見届けられませんが、有権者の皆さんの責任ある判断にお任せします。
ほんまに、郵政解散の時にあれだけ小泉を圧勝させておきながら、構造改革の悪口を言っている人とかマスコミとか信じられないんですけど。有権者というのは票を投じようと棄権しようと政治の責任の一端を担っているのではないのですかね〜?

次の帰国は年末かな。
ロンドン寒いだろうな〜。でも楽しみ。

この秋にロンドンに遊びに来てくださる方、歓迎しますのでお知らせくださいませ〜

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夏休みを利用してロンドンやイギリスに旅行する知人が結構多いので、観光案内でもしようかと思います。

ベトナムから来た教授のお客さんが、「ロンドンの歩き方がわからない!バスやチューブ(地下鉄)の乗り方もわからないから案内して。」というので「どこに行きたいの?」と聞くと「ビッグベンとバッキンガム宮殿」と来たもんだ。「そんなら完全にツーリストのためのロンドンの歩き方を教えてあげるわ」ということで、丸一日を彼女のために割きました。

ロンドンが初めてで、とにかく観光名所を一日で回りたい!ショッピングもしたい!と言う人のための「ベタなロンドンの歩き方」を案内いたします。

スタート地点はテムズ川南岸にあるWaterloo駅。テムズ川に向かって歩いて行くとSouth Bankが見えてきます。South Bankはロンドンフィルハーモニックオーケストラの本拠地であるロイヤルフェスティバルホールを中心としてテムズ川沿いにレストランやショップが並ぶ総合施設です。テムズ川を見ながらカフェでのんびりすることも出来ますし、ショップでセンスあるロンドングッズを探すことも出来ます。

次にテムズ川沿いを左手(西)に歩いて行きましょう。週末なら川沿いの広場でイベントが催されていたり、大道芸人たちがずらっと並んでいたりする楽しい道です。しばらく行くとロンドンの新名所ロンドンアイとモダンアートの美術館テートモダンが見えてきます。
ロンドンアイは観覧車なのですが、17.5ポンド(為替によるが3000円くらい)とめちゃくちゃ高いです。ロンドンの街が一望できるらしいのですが、誰と歩いても「乗ったことある?」「ない」「乗る?」「高いからいいわ」という会話が繰り返され、未だ乗ったことはありません。でも、いつ見ても並んでますよ〜。
また、同所からテムズ川クルーズの船も出ています。が、日焼けしますよ。

ほどなくしてウェストミンスターブリッジにたどり着きます。すぐに分かります。観光客がうじゃうじゃいますから。川の向こうにはロンドンのシンボル、ビッグベンと国会議事堂が見えます。橋を渡ってビッグベンを見上げると、後ろにウェストミンスター寺院があります。

そこから歩いてすぐのところにかのバッキンガム宮殿があります。正直なところ柵の向こうに見える比較的地味な建物なのですが、二日に一度行われる衛兵交代の時間には観光客がわんさか集まって歩くのも難しい状態に。私が通りかかった時は黒い帽子に赤い服の兵隊さんたちが柵の中で吹奏楽を演奏していました。聞こえてきた曲はなぜか「ロッキー」・・。あれってアメリカの映画ですよね?
バッキンガム宮殿前で人酔いしたら、隣接するグリーンパークを通ってピカデリー通りに出ましょう。芝生で日向ぼっこするロンドンっ子たちを見ながら木陰を歩くと、都会のど真ん中にいることを忘れさせてくれます。ピカデリー通りに出るとまず目に入るのがリッツホテル。映画「ノッティングヒルの恋人」でジュリアロバーツ演じるハリウッド女優が定宿にしていた超高級ホテルです。
ここまでのコースをたどればロンドンに来た実感が確実に得られるはずです。

ピカデリー通りは北側にあるオックスフォード通りと共にロンドンの目抜き通り。気になるお店もたくさん。
ロンドンの魅惑的かつ危険なショッピング案内は次回にご期待下さい。

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ロンドンに来て新たな趣味ができてしまいました。アンティークの食器集めです。

パリのクリニャンクール蚤の位置で見つけたアンティーククリスタルのお店ではバカラのアンティークを購入。

赤いガラスのコットン入れ、素敵でしょ。飴ちゃんでも入れようかと。
金のお花の模様が入ったシリーズはトレーとでっかい水差しと小さいオイル入れとワイングラスが2個のセットだったのですが、輸送途中にワイングラスが1個割れて号泣です。

他にもワイングラスをいくつか買ったのですが、一つ割れてしまってこれまた号泣。ワイングラスは衝撃に弱いですわ・・

エミールガレの小ぶりな花瓶。桜模様は珍しく、色も和風なので床の間とかに良さそう。(うちにはないけど)

クリスタルもいいけど、イギリスのアンティーク陶器に完全に魅せられています。
以前にポートベローマーケットの店をしらみつぶしに回って発見したすごい品揃えの店でおじさんに教えられながらカップアンドソーサーをいくつか購入したのですが、もっと欲しくなってまた行ってみました。

おじさん(ニックという)と店を手伝っている台湾人のお兄ちゃん(国から経済の研究のためアカデミックビジターで来ていて、アンティークを集めるのが趣味だそう)は私がまた来たのでめちゃくちゃ喜んでくれました。

棚をザーッと見て、目に付いたカップを見せてもらいながらいろいろ教えてもらいました。

これら3つは1800年ごろに作られたスポードとニューホールという釜の物で(どれがどれか忘れた)、コレクターに評価が高いものらしく、日本では4倍から5倍の値段で取引されているそうです。

お金を払おうとしたら現金が足りなくて、カードだと6%手数料がかかるというので、「明日払いに来てもいい?」と言うと驚くべきことに品物を持って帰らせてくれたのです。
次の日にまた行くと(そこは日曜日もやっている)、なんとケーキを買ってくれていて、売り物のすごーく高いカップで紅茶を飲ませてくれました。

そしてまたいろいろ見せてもらって買っちゃいました。
H.R.ダニエルというところの1820年くらいのレア物で、ニックも人生で出会うのは2回目でしかないということです。
こういうバラの小花の柄は珍しくて人気だそうで、ちょうど私が探してたイメージにぴったりで超うれしいです。
バラの小花の柄はヘレンドとかリチャードジノリの新品でもありますが、どれも大好き。このアンテークカップは形がまたいい。

ニックたちは私にいろいろ質問をしました。若い子がアンティークカップを沢山買うのが不思議だったみたいです。実年齢と職業を伝えると納得していましたが。
「いつからイギリス陶器を集めてるのかね?」
「え、こないだここに来たときからだけど・・」
「本当かい!?どうやって陶器を見分けるスキルを磨いたんだ。君が見指差すものはどれもコレクターピースでマニアしか知らないものばかりだよ!!」
「そ、それはこれいいな〜と思っただけで・・」
ニックたちは君は見る目があるとほめてくれ、せっかくだからもっと勉強したほうが自分の好みの品に出会えるよと言いました。

ニックと台湾人のお兄ちゃんとは仲良くなってご飯を食べに行ったりもしました。ロンドンで病院以外で友達ができるのは初めてです。

いやあ、アンティークってはまりますわぁ。やっぱりヨーロッパの文化は深いです。

LUPO、16歳。

日本人を含む東アジア人はヨーロッパでは異常に若く見られます。
というか白人は老けるのが早い!あの人たちは赤ちゃんや子供の頃にははっきりした目鼻立ちでめちゃめちゃかわいいのですが、高校生くらいですでに大人っぽさのピークを迎え、後は老けていくだけです。

美人だな〜と思う人でも(目がデカくて鼻が高くても美人じゃない人はわんさかいるんですね)、30歳くらいだと目尻にくっきりと皺があり、肌の張りと艶は失われています。白人の肌は老化が早いです。逆に黒人の肌は全然老けないので、白髪が出てくるまで一体何歳なのか見当がつきません。そして黒人も白人も年を取るとてきめんに太ります。

私なんぞはこっちではめちゃめちゃ若く見えるらしく、ユニットでも旅先でもティーンエイジャーもしくは二十歳そこそこに見られます。
(もちろん、日本ではそんな年齢に見られることは絶対にないし、「俺って若く見られるんだよね〜」などと言う人には「自分からそんなことを言うもんじゃない」とたしなめたりしているくらいなので、決して「私ぃ、若く見られちゃったぁ」と馬鹿みたいに喜んでいるのではありませんので誤解無きよう)

多分童顔で、顔に凹凸がないのでぷくぷくして白人より皺が少なく、おかっぱみたいな髪型で、小柄な幼児体型だからだと思いますが。

「もう専門医を取ってだいぶ経つよ」みたいなことを言うと「は?」という感じで、実年齢を言うと「ええ〜!?」とみんな同じ反応なのでちょっと面白い。

ロンドンやパリのアンティークショップでは、「若い子が無理して・・」と思われるのか、値切らないのに負けてくれます。

しかしどこにいても実年齢から逃れられるはずはありません。

セクハラ教授と宴会のときに話していて、「君は一体いつまでロンドンにいるんだ」ときかれたので、
「そ、それが今年中には帰ります・・」
「なんや、もっといたら良いのに。トレーニングにはその方が良かろう。」
ほんまその通りなのですが、私なりにいろいろ考えがあってそんなに長居はしないことに決めたのです。理由を全部教授に言うわけにはいかなかったので、「出来たらいたいのですが、お金がないのです」とかいろいろ理由言ったところ、教授はなるべく協力するなどと解決する用意があると言ってくれてひっこみがつかなくなりました。

「教授は私が何歳か知っていますか?」
「うーん、16歳?」
「いいえ、33歳なんです。」
「Oh, very old」
「そうなんです。私はそのうち子供を産みたいと思っているので、長くはいられないんです。」
「そうか、それは子供を産みに日本へ帰らないとだめだな。」

実は教授は普段から男尊女卑を隠そうせず、女は子供を産むくらいしか取り柄がないと言っているので、即刻納得してくれました。。

うーん、very oldか・・
実年齢でもまだまだ若いつもりだったのに、なんだか悲しいなあ。(めげてないけど)
気持ち(と見た目)だけ若くてもだめなんですかねえ。
私は卵巣以外は実年齢に逆らえると思っています。。

7月のスコットランド

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みなさんこんにちは。
浅田次郎の「蒼穹の昴」がNHKでドラマ化されると聞いてめっちゃよろこんでいます。「坂の上の雲」も楽しみだし。

ぼんやりしてたら8月になってしまったのですが、スコットランドに弾丸旅行に行って来たのでレポします。ブラジル人の友達が、本国に帰るまでにスコットランドに行きたい!!というので、教授のお客さんのベトナム人と3人で急きょ行くことに・・

スコットランドは研修医の時に夏休みで母と行き、もう一度行きたいと思っていたのです。でも、次に行くならレンタカーでゆっくり回りたいと思っていたのに、なぜか弾丸旅行に。

安いという理由でロンドンのキングスクロス駅から4時間30分かけて列車でエジンバラへ。安さ重視の彼女たちに任せてたら泊りはユースホステルに・・。この年でユースホステルに泊るとは思ってませんでした。ちなみに初めて。意外に快適です。

エジンバラはこぢんまりした街ですが、小高い丘に堅牢な古い建物が並ぶ美しい旧市街は全体がユネスコの世界遺産に指定されています。エジンバラ城に向かうロイヤルマイルという旧市街のメインストリートからは海が見下せ、線路の反対側にあるカールトンヒルからは街全体と海が見渡せます。
旧市街近くの明るい広場グラスマーケットにあるThe White Hart Innというエジンバラ最古のパブに行き、スコティッシュビールとハギス(羊の内臓を使った名物料理)にはまりました。

エジンバラだけでも私はよかったのですが、友達が「どうしてもネス湖に行きたいのぉ」と言うので、安い現地ツアーを探して行ってきましたよ。なんと36ポンド(5000円くらい)でネス湖に日帰りで行けちゃうんです。

スコットランド2回目の私としては、ネス湖は別にフツーの湖だし、土産屋があるだけだし、スコットランドにはもっといいとこがいっぱいあるし(スカイ島とかグレンコーの谷とか)、日帰りで行くには遠いので本当は気が進まなかったのですが、まあしゃーない。

早起きしてバスに乗り、一路ネス湖へ。途中でムッシュかまやつみたいなハイランドカウに出会い、ウシ好きの私のテンションは上がりまくりました。フィヨルド地形のグレンコーには7月限定でヒース(「嵐が丘」の主人公ヒースクリフの名前の由来となった花)が咲き乱れています。トレッキングをしている人たちがめちゃくちゃうらやましかったです。私たちのツアーバスはグレンコー素通り。おいっ、ネス湖よりよっぽどこっちの方がいいんだけど〜

5時間かけてようやくネス湖に着たのですが、自由時間はたったの1時間。ネス湖遊覧船に乗って一回りしたらもう集合時間で、またエジンバラまでバスの中に監禁。
全然スコットランドの魅力は満喫できませんでしたが、時間がなかったからしょうがない。次に行く機会があれば必ずレンタカーでスカイ島とグレンコーをゆっくり回ります。7月に。

でも、スコットランドでは大きな収穫がありました。友人の某移植外科医がくれたエジンバラのガイドブックに載っていたウイスキーショップ「The Whisky Shop」でレアもののスコティッシュシングルモルトウィスキーをたくさん買ったのです。ぐひひ。おかげでまた貧乏になりました・・。

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